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東山から洛中を見下ろす、京都で一番人気の大寺

清水寺

▲清水寺

清水寺は、東山の音羽山にある北法相(きたほっそう)宗の大本山です。
穏やかな稜線を描く音羽山の中腹に位置し、清水坂など周囲の道沿いにはたくさんのショップが並んでいます。これらのショップをのぞきながら歩いていると、楽しい気分が盛り上がり、いつの間にか入り口までたどり着いてしまいます。

境内には、国宝や重要文化財に指定された見事な堂宇が立ち並んでいます。これらの諸堂は京都の街中の大寺と違い、境内に起伏があるためか、立体感を持って感じられます。また、境内にある地主神社は、京都を代表する縁結びの神様。こういった魅力がいくつも重なっているのが、清水寺観光を楽しいものにしているのでしょう。

清水寺の境内は約12万m²と広いだけでなく、季節ごとに美しい景色を見せてくれます。
まず、春には京都でも有数の桜の名所となります。
夏には音羽山全体が美しい緑に包まれ、秋には清水の舞台の周辺や、音羽の滝から影の谷・西大谷へと続く渓間が紅葉に埋め尽くされます。
境内からは南に阿弥陀ケ峯や稲荷山、北に比叡山、西に京都の街並みが遠望されます。

清水寺の始まりは、大和国の僧、賢心(延鎮上人)が夢のお告げを受けて、音羽山で清らかな滝を見つけ、草庵を結んだこと。
初代征夷大将軍の坂上田村麻呂が鹿狩りに来て、この賢心と出会って帰依し、以来、天皇や貴族、武士たちから篤く尊崇を受けてきました。
庶民からの信仰もさかんで、平安時代には西国三十三所観音霊場のひとつとされて信仰を集め、さまざまな清水寺縁起がつくられて、霊験譚が世に広まりました。たくさんの人々が参拝したことで、「清水詣」という言葉も生まれました。

平安時代からにぎわっていたようで、紫式部は、『源氏物語』の「夕顔」の巻で描いています。

寺々の初夜も、皆、行いはてて、いとしめやかなり。清水の方ぞ、光多く見え、人のけはひもしげかりける
(東山の寺々の初夜の勤行も終わって、ひたすら静かでした。清水寺の方角にだけ灯がたくさん見えて、参詣する人がせわしく行き来する気配が感じられるのでした。)

愛しあう夕顔と楽しい夜を過ごした2日目、嫉妬に狂った六条御息所(ろくじょうのみやすどころ)の生霊によって、眠っている間に突然、夕霧が命を奪われ、傷心の光源氏がおろおろとする場面です。
続いて、光源氏が川の水で手を洗い、清水寺の観音様を拝む場面も描かれています。

平安の昔はもちろん、清水寺は今も多くの人々が訪れる観光スポットです。いつ行っても人で一杯ですが、境内が広くて膨大な観光客も無理なく収めてしまうせいか、観光客の多さは「混雑」というより「にぎわい」と感じさせるゆとりがあります。

京都市の調査では、長年の間、清水寺は人気第一位となっています。それだけものがあるお寺です。

【清水寺を含む京都観光コースガイド】

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清水寺

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