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神世の昔から続く、清浄で厳かな神社

上賀茂神社の楼門

▲上賀茂神社の楼門

上賀茂神社は、賀茂川の京都市内の上流寄りに位置する神社です。下流寄りに位置する下鴨神社とともに、賀茂神社と総称されます。

上賀茂・下鴨マップ上賀茂神社は賀茂別雷(かもわけいかづち)神社、下鴨神社は賀茂御祖(かもみおや)神社というのが正式な名前です。

しかし、一般には上賀茂神社と下鴨神社で通っています。

両社は古代の豪族・賀茂氏の氏神でした。
奈良時代の713(和銅6)年に成立した『山城国風土記』の逸文に、「賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)という人物が、神武天皇の先導役を務めて大和へ入り、その後、賀茂川をさかのぼって居を定めた」という記述があります。また、歴史的に確証できる史実として、大和朝廷が直轄地とした県(あがた)の中に賀茂県という地もあり、京都でも最古の神社のひとつであることは間違いありません。

古文献の記述からは、賀茂氏が賀茂川流域に勢力を広げていったようすや、水神・雷神らの自然神と賀茂氏の祖先神を習合してまつるようになったようすがうかがわれます。この賀茂氏の祭りは、現代でも京都三大祭りのひとつ、葵祭として受け継がれています。

上賀茂神社は、下鴨神社から賀茂川を2kmほどさかのぽった御薗橋の東に、広大な地を占めています。
境内は広く、御成山を背景に御物忌川(おものいみがわ)と御手洗川(みたらしがわ)が流れ、楼門の前で合流して、楢小川(ならのおがわ)となっています。
境内には、これらの小川や丘陵をたくみに利用して、30余棟の社殿が建てられています。

紅葉に染まる楢小川

▲紅葉に染まる楢小川 その名前は楢の木があったためとも、奈良神社という神社があったためとも言われています。

上賀茂神社近くのバス停を降りて歩いていくと芝生の広場が広がり、境内に入って二の鳥居をくぐると正面に拝殿や舞殿が、美しい姿を現します。 拝殿は細殿ともいい、その正面には砂を三角錐に形づくった盛砂がふたつ並んでいます。「立砂」と呼ばれるこの盛砂は、賀茂別雷神(かものわけいかづちのかみ)が降臨したとされる神山(こうやま)を形作ったもので、上賀茂神社のメルクマールとなっています。

桓武天皇によって794年に平安京遷都が行われると、上賀茂神社は王城鎮護の社とされ、朝廷から庶民まで幅広く崇敬を集めました。 鎌倉時代に入って衰微しましたが、江戸時代には徳川将軍家の庇護を受けて社殿の復旧が進み、明治時代以降も皇室をはじめ、あつい崇敬を受けました。

1994(平成6)年には、「古都京都の文化財」のひとつとして世界文化遺産に登録され、現在に至ります。
静かな杜の中に建つ、美しい神社です。

立砂

▲立砂

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【公式ホームページ】

上賀茂神社(賀茂別雷神社)

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