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kotonoha file:比叡山

比叡山京都市と滋賀県大津市にまたがる比叡山(大比叡)と四明岳を合わせて、比叡山といいます。最澄(伝教大師)が開いた延暦寺がある山として、あまりにも有名です。平安京から見て、北東の鬼門、丑寅(うしとら)の方角にあるため、鎮護国家の要としても重要な役割を負っていました。

比叡山の観光では、標高約800mのところにあるお堂などを巡ることになります。少しばかり体力が要りますが、ケーブルカーやロープウェイで頂上まで上がれるので、無理はありません。

延暦寺の根本中堂には、最澄が寺を創建した当時から灯を点し続ける「不滅の法灯」があります。計算すると、1200年以上経っていることになります。ただ1回、織田信長の軍勢によって焼き打ちにあったときには、消されてしまいました。
このときは、東北地方の末寺に分けてあった法灯から火を接いで、今に至るそうです。

延暦寺には、根本中堂がある東塔、釈迦堂のある西塔、そしてこの2つから離れた横川(よかわ)の3つのエリアがあり、参道によって結ばれています。山の清澄な空気を吸いながら歩くと、気持ちいいです。

一般の参道のほかに、行者道もあります。歩くのは禁じられていないので、少しばかり迷いこんでみるのもいいかもしれません。

比叡山というと、変な思い出があります。もう20年も昔、京都の大学へ進んだ友人といっしょに登って、おなかが空いたので、お蕎麦屋さんみたいなところに入りました。
表のウインドウに海老が2つ乗った、蝋細工の天丼が飾ってあったので注文したのですが、海老は尻尾だけで、あとはタヌキ、つまり天カスでした。

私と友人は目が点になり、顔を見合わせました。しかし、あまりにもおなかが空いていたので、黙って食べて出ました。

あの店はどうなったのだろうと、時々、思い出します。場所も全く憶えていません。

もし、その店を見つけた方は、お知らせくださいな。何をどうするというわけではないですが、今でもあったら笑えますので。

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