余白

三十三間堂の千一体の観音様は、京都の仏像のなかでも際立った存在。京都有数の紅葉の名所として知られる東福寺は、庭園も見事。 伏見稲荷大社の朱塗りの千本鳥居は異界へ続く道のようで、神秘的な美しさです。このエリアには、京都の宝物のような文化財や風景が点在しています。バラエティに富んだ観光コースを歩きます。

▼地図は一番下にあります。

★この中から興味を感じるポイントを選び、長距離の移動は交通機関を利用して、無理のないペースでまわってください。
★京都市内のバス・電車の乗り換えについては、次のサイトがお勧めです。スマホアプリを入れておくと便利です(アプリ無料)。

【HP】バス・鉄道の達人「歩くまち京都」

★東山のその他のコースは次へ。

【HP】銀閣寺から平安神宮へ(東山北部)

【HP】平安神宮から京都大学へ(東山北部・黒谷〜吉田)

【HP】清水寺から知恩院へ(東山中部 東側)

【HP】平家ゆかりの六波羅蜜寺から祇園白川へ(東山中部 西側)

<チョイスの例>
◎三十三間堂と京都国立博物館に絞る。
◎三十三間堂→豊国神社→方広寺→東福寺
◎三十三間堂→東福寺→伏見稲荷大社
◎東福寺→泉涌寺→伏見稲荷大社

※交通経路は左記サイトにて検索。

※交通経路は上記サイトにて検索。

★料金・時間・休日などについては変更されることがあります。必ず公式HPまたは自治体のサイトで確認してください。
★入場・入館時間は、多くの場合、終了30分前までです。
★アクセス方法については、比較的わかりやすいものを掲載しています。ほかにもルートがある場合があります。

千一体の観音様を拝し、周辺の名所をめぐる

金色に輝く千一体の観音様

三十三間堂

画:渡辺文也

三十三間堂人気名所三十三間堂は、平安時代の末期の1164(長寛2)年に、後白河法皇が平清盛の寄進を受けて建てたお寺・蓮華王院の本堂です。内陣の柱と柱の間数が33あることから、この名前の方が一般的となっています。本堂は南北に120m。木造建築では世界でも稀に見る長さです。
堂内には国宝の中尊千手観音坐像を中心に1001体の千手観音立像、および観音二十八部衆像が並んでいます。暗がりの中に浮かび上がるその姿は、とても厳かで神秘的。いつまでも佇んで見ていたくなります。

三十三間堂三十三間堂は、平安時代の末期、後白河法皇が平清盛の寄進を受けて建てたお寺・蓮華王院の本堂です。内陣の柱と柱の間数が33あることから、この名前で呼ばれています。
堂内には国宝の中尊千手観音坐像を中心に1001体の千手観音立像、および観音二十八部衆像が並んでいます。その姿は厳かで神秘的です。

【アクセス】
◎市バス100・206・208系統に乗り、「博物館三十三間堂前」で下車、100m。
◎京阪電車「七条」駅から500m 。
【TEL】075-561-0467
【住所】京都市東山区三十三間堂廻町657
【料金】大学生以上600円、中学生・高校生400円、小人300円
【時間】
◎4月1日〜11月15日 8:00~17:00
◎11月16日~3月31日 9:00~16:00
【休日】無休
【駐車場】あり(50台)
【HP】蓮華王院三十三間堂

コースガイド◆三十三間堂ー智積院:約400m

長谷川等伯の障壁画が見事

智積院

智積院真言宗智山派の総本山です。豊臣秀吉の根来攻めにより滅ぼされた紀州根来山の学頭寺院の僧・玄宥(げんゆう)が秀吉の死後、徳川家康に願い出て再興したものです。
江戸初期の京都を代表する名庭と、桃山時代の画家、長谷川等伯一派による桜図・楓図(国宝)は、この観光コースでぜひ見ておきたいもののひとつです。等伯は気韻が凛々とした、日本の絵画史上の巨人です。

【アクセス】市バス「七条通」下車、100m。
【TEL】075-541-5361
【住所】東山区東大路七条下ル東瓦町964 
【料金】境内無料。
収蔵庫及び名勝庭園 大学生以上500円、中学生・高校生300円、小学生200円
【時間】9:00~16:30(入場は16:00まで)
【休日】12月29日~31日
【駐車場】あり(自家用車30台、バス10台)
【HP】智積院

コースガイド◆智積院ー京都国立博物館:約300m

京都の文化財を収蔵、展示

京都国立博物館

京都国立博物館1897(明治30)年に開館した、関西を代表する総合博物館です。建物はレンガ造りの洋風建築物で国の重要文化財に指定され、 建物自体が観光スポットともなっています。
京都に伝わる美術品や文化財が充実しており、2014年9月にオープンした平成知新館では、随時展示替えを行っています。

【アクセス】
◎市バス「博物館三十三間堂前」で下車、250m。
◎京阪電車「七条」駅から500m 。
【TEL】075-525-2473
【住所】京都市東山区茶屋町527
【料金】名品ギャラリー:一般520円、大学生260円
※特別展は展示により料金が異なる。詳しくは公式サイトで要確認。
【時間】
◎火~木・日 9:30〜17:00(入館は16:30まで)
◎金・土曜日 9:30〜20:00(入館は19:30まで)
【休日】月曜日(祝日の場合、翌日)、臨時休館あり
【駐車場】あり(52台、有料)
【HP】京都国立博物館

コースガイド◆京都国立博物館ー豊国神社:約300m

豊臣秀吉を祀る

豊国神社

豊国神社豊国神社豊臣秀吉は1598(慶長3)年に63歳で没し、東山の阿弥陀ヶ峰の豊国廟に葬られました。そして、太閤担(たいこうだいら)に80余りの廟や社殿が建てられ、後陽成天皇によって豊国大明神の神号を与えられました。しかし、豊臣家が滅亡すると、徳川家康はその取り壊しを命じ、祭礼を禁じました。
その後、江戸時代を通じてそのままでしたが、1880年(明治13)、明治政府により、伏見城の遺構から唐門(国宝)が移築されるなどして再建され、現在の姿となっています。

【アクセス】
◎市バス「博物館三十三間堂前」で下車、400m。
◎京阪電車「七条」駅から750m 。
【TEL】075-561-3802
【住所】京都市東山区大和大路正面茶屋町
【料金】立ち入り自由(宝物館は有料)
【時間】9:00~16:30
【休日】無休
【駐車場】あり(自家用車15台、バス2台)

コースガイド◆豊国神社ー方広寺:すぐ

※境内でつながっています。

大坂冬の陣・夏の陣のきっかけになった

方広寺

方広寺方広寺豊臣秀吉は奈良の大仏を上回る大きさの大仏を計画し、1595(文禄5)年に完成。各宗派から1000人の僧侶を招いて、「大仏千僧供養」の法会を行いました。
しかし、この大仏の運命は不運を極めています。まず、翌年、大仏は地震で倒壊し、建物は火災により焼失。 一時、信州善光寺の如来像を安置したものの、夏に雪が舞い、如来像は善光寺に返還されました。
秀吉の没後、秀吉の子・秀頼が再建を志しましたが、鋳造中の火災により焼失。1614(慶長19)年、三たび完成させましたが、ここで有名な事件が起こります。徳川家康が「国家安康・君臣豊楽」という梵鐘の銘文は「家と康を分断し、豊臣の繁栄を願うものだ」と文句をつけたのです。これが大坂冬の陣・夏の陣のきっかけとなって、豊臣家は滅びました。
現在の方広寺は本堂と鐘楼を残すのみですが、歴史ファンにとって重要な観光ポイントとなっています。

方広寺方広寺豊臣秀吉は奈良の大仏を上回る大きさの大仏を計画し、1595(文禄5)年に完成。1000人の僧侶を招いて法会を行いました。
しかし、翌年、大仏は地震で倒壊。秀吉の没後、秀吉の子・秀頼が再建を志しましたが、鋳造中の火災により焼失。1614(慶長19)年、三たび完成させましたが、ここで徳川家康が「国家安康・君臣豊楽」という梵鐘の銘文は「家と康を分断し、豊臣の繁栄を願うものだ」と文句をつけたのです。これが大坂冬の陣・夏の陣のきっかけとなって、豊臣家は滅びました。
方広寺は、歴史ファンにとって重要な観光ポイントとなっています。

【アクセス】
◎市バス「博物館三十三間堂前」で下車、400m。
◎京阪電車「七条」駅から750m 。
【TEL】075-561-1720
【住所】京都市東山区正面通大和大路東入茶屋町527-2
【料金・時間・休日】境内立ち入り自由
【駐車場】あり

コースガイド◆方広寺・豊国神社ー東福寺:「博物館三十三間堂前」バス停から「九条車庫前行」のバスに乗り、「泉涌寺道」または「東福寺」下車。

※上記のポイント群から東福寺・泉涌寺方面へは、歩くと遠いのでバスに乗ります(10分程度)。

東福寺と泉涌寺周辺

東福寺と泉涌寺は規模的に大きなお寺です。時間にゆとりを持ってまわることをお勧めします。東福寺は京都駅からJRですぐですから、京都に午後に到着した日など、ちょっと観てくるのにもよいでしょう。とてもきれいです。

京都を代表する紅葉の名所

東福寺

東福寺定番名所鎌倉時代の1236(嘉禎2)年に、摂政・九條道家により創建された京都最大級の寺で、臨済宗東福寺派の総本山です。周辺は塔頭(子院)に囲まれ、雰囲気のよい寺町となっています。その塔頭もそれぞれに魅力があり、その多くを見ようとすれば、それだけで半日〜1日を要するほどです。

東福寺東福寺は京都を代表する紅葉の観光名所として知られています。広大な境内が真紅の紅葉で埋め尽くされ、まさに紅葉の海となります。

一生に一度は見たい風景です。
また、完成度の高い庭園美は京都でも有数の魅力を放っています。

東福寺定番名所s鎌倉時代の1236(嘉禎2)年に、摂政・九條道家により創建された臨済宗東福寺派の総本山です。周辺は塔頭(子院)に囲まれ、雰囲気のよい寺町となっています。
東福寺は京都を代表する紅葉の観光名所。広大な境内が真紅の紅葉で埋め尽くされ、まさに紅葉の海となります。

【アクセス】
◎JR「東福寺」下車、700m。
◎京阪電車「東福寺」下車、700m。
◎市バス「東福寺」下車、600m。
【TEL】075-561-0087
【住所】京都075-561-0087
【料金】高校生以上400円、小・中学生300円
【時間】 ◎4月~10月末 9:00〜16:30(入場は16:00まで)
◎11月~12月初旬まで 8:30〜16:30(入場は16:00まで)
◎12月初旬~3月末 9:00〜16:00(入場は15:30まで)
【休日】無休
【駐車場】あり(自家用車30台、バス3台/紅葉の期間は閉鎖)
【HP】東福寺

コースガイド◆東福寺ー泉涌寺:約1.5km

※裏道はありますが、いったん駅の方へ戻る方がわかりやすいでしょう。

唐の美女・楊貴妃の観音像を祀る

泉涌寺

楊貴妃観音 写真提供:泉涌寺

泉涌寺楊貴妃観音真言宗泉涌寺派の総本山です。皇室との関連が深く御寺(みてら)とも呼ばれています。
創建については、空海が草庵を結んだのに始まるとも、856年に藤原緒藤嗣が開いた法輪寺が起源とも言われます。その後、寺勢は衰えましたが、1218年(建保6)に月輪大師が再興し、泉涌寺と改められました。
寺領は広く、四条天皇以来14代の天皇陵をはじめ、皇妃、親王陵墓など39の陵墓があり、優美な楊貴妃観音など多くの寺宝があります。
また、天井には狩野探幽により龍が描かれています。

【アクセス】
◎市バス「泉涌寺道」から700m。
◎JR「東福寺」下車、1.1km。
◎京阪電車「東福寺」下車、1.1km。
【TEL】075-561-1551
【住所】東山区泉涌寺山内町27
【料金】
◎伽藍拝観 高校生以上500円、中学生以下300円
◎特別拝観 一般300円(小学生以下は同伴者がいる場合は無料)
【時間】
◎3月〜11月 9:00〜16:30(入場は16:00まで)
◎12月〜2月 9:00〜16:00(入場は15:30まで)
【休日】無休。ただし、心照殿(宝物館)は第4月曜日、休館
【駐車場】あり(自家用車30台、バス10台)
【HP】御寺 泉涌寺

千本鳥居が美しい伏見稲荷大社へ

東山エリアの中でも最南端に、京都の名所の中でもとくに際立つ伏見稲荷があります。東福寺・泉涌寺からはJRか京阪電車ですぐ。電車の方がバスより速くて料金も安く済みますが、本数は多くないので、ちょうどバスが来たら乗ってもよいでしょう。

コースガイド◆JR「東福寺」ー「稲荷」:2分。

全国の稲荷神社の総本宮

伏見稲荷大社

伏見稲荷大社定番名所伏見稲荷大社は、全国に約3万社もある稲荷神社の総本山です。

伝説によれば、和銅4(711)年2月初午の日、稲荷山三ケ峯に稲荷神が鎮座したのに始まる、とされています。
「稲荷」という字からわかるように農耕の神でしたが、江戸時代中期、商業が発達してくると商売繁盛の神ともなりました。

伏見稲荷大社の特徴は、何と言っても山上まで続く美しい千本鳥居。異世界へのトンネルのような神秘性な魅力があります。
近隣にはスズメやウズラを食べさせる店が何軒かあり、これも観光のちょっとした楽しみとなっています。

【アクセス】
◎JR「稲荷」から200m。
◎京阪電車「伏見稲荷」から350m。
◎市バス「稲荷大社前」から350m。
【TEL】075-641-7331
【住所】京都市伏見区深草薮ノ内町68
【料金】無料(ご祈祷等は有料)
【時間】8:30〜16:30
【休日】無休
【駐車場】あり(自家用車170台、バス20台)
【HP】伏見稲荷大社

★下のポイント名をクリックすると、地図の中央に表示されます。★

三十三間堂  智積院  京都国立博物館  豊国神社  方広寺  東福寺  泉涌寺  伏見稲荷大社  

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【HP】銀閣寺から平安神宮へ(東山北部)

【HP】平安神宮から京都大学へ(東山北部・黒谷〜吉田)

【HP】清水寺から知恩院へ(東山中部 東側)

【HP】平家ゆかりの六波羅蜜寺から祇園白川へ(東山中部 西側)

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