京都案内人、坂本龍馬 蕎麦は京都が発祥ではないが、発祥が京都の蕎麦がある。にしんそばである。店は、わかっている。この「松葉」だ。
開業は江戸時代末期の文久元(1861)年である。初代松野与衛門が芝居茶屋として蕎麦屋を開き、明治15(1882)年、 2代目の与三吉が、にしんそばを発案した。店は、今でも南座で公演をした役者たちに利用されている。

さて、にしんは癖の強い魚だが、干した身欠きにしんを煮たものだけは、不思議と蕎麦に合う。 にしんと蕎麦という癖の強い役者が共演して、 一段高い境地に至った風情かな、と思う。

にしんそばのにしんは、丼の底に沈めてある。蕎麦の下になっているのだ。本や店のサイトなどで見るとにしんが上だが、これは撮影用でござろう。

にしんは、沈めてあるから価値がある。熱いつゆでふっくらと柔らかくふくらむのだ。 これを箸で引っぱり上げて、端から崩して食べると、にしん好きには堪えられないうまさだ。

断っておくが、これは庶民の食べ物だ。決して洗練されているわけではなく、むしろ野暮ったいといえよう。 蕎麦そのものは、東京の蕎麦通が驚くほどではないかもしれないが、濃厚に京都らしさを感じる一杯じゃき、味わってみるとよかろう。

場所は、祇園四条駅の南座方面の階段を上がったところだから、すぐにわかる。

松葉のにしんそば

店名:松葉 本店
住所:京都市東山区四条大橋東入ル川端町192
電話:075-561-1451
交通:京阪本線「祇園四条」駅から徒歩すぐ/阪急京都本線「河原町」駅から徒歩7分
近い観光スポット:建仁寺、八坂神社など
営業:10:30〜21:30
定休日:水曜日(祝日は営業)
予算の目安:1000円〜2000円
予約:不要
カード:VISA、MASTER、JCB、AMEX、Diners
駐車場:無
ホームページ:松葉

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