舞妓・芸妓

(まいこ・げいこ)

花街(かがい)には、舞妓の生活の場であり、稽古場ともなる屋形があります。屋形は、置屋、小方屋(こかたや)とも呼ばれます。 この屋形に住み込むことから、舞妓の修行は始まります。見習いとなって、基本を教え込まれることを「仕込み」といいます。

仕込みの期間には、京舞や三味線などの芸事を習い、茶の湯、生け花などを学んで行儀作法を身につけます。普通、1〜2年くらいで、舞妓としてデビューします。これを「店出し」といいます。

舞妓の衣装は、京友禅の和装にだらりの帯。髪には花かんざし。履き物はおこぼ。その愛くるしい姿は、道行く人を魅了します。

舞妓は、数年で芸妓となります。このとき襟(えり)の色が赤から白となるため、「襟替え」ともいいます。それまでの屋形住まいから一人立ちするので「一本になる」ともいいます。旦那がついて襟替えすることを「水揚げ」といいます。

水揚げについては、昔も自由が全くなかったわけではなく、相手の旦那が気に入らないときは、「あたし、なんや気い進まんのどす」といって、断わることもできたという話が、『「祇園」うちあけ話』(三宅小まめ・森田繁子 PHP文庫)に出て来ます。

この本によれば、旦那との関係は、1回ポッキリで終わることが多いようです。
今は昔と違って恋愛は自由ですし、水揚げには大きな費用がかかるので、京都でも旦那になる人は少ないそうです。

舞妓の間は、お座敷でいくつかの舞を舞い、場に花を添えるのが役目です。芸妓になると、いわば本当のプロになるので、いっそうの精進が求められます。
精進は一生もので、歴史上には、美貌、芸、教養、人柄のよさを兼ね備えた名芸妓も伝えられています。

舞妓

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