タケノコ

タケノコ

京都は竹林の多いところです。当然のことながら、竹がよく採れます。竹は工芸品になるほか、かつては刀の目くぎとしても重要でした。

竹は竹刀にもなりました。昔は、竹刀は今のように店で売ってはおらず、剣術を習う人は自分で竹やぶに入って、「これぞ」という竹を伐り、屋根裏に1年以上寝かせて乾燥させ、ねばりを出し、4つに割って竹刀をつくっていました。

今日では、竹の需要は減り、京都はタケノコの名産地として知られています。なかでも亀岡市と福知山市からは、相当な量のタケノコが出荷されます。「京たけのこ」は、京野菜のひとつとしても有名です。

しかし、タケノコをおいしく育てるのは、なかなか大変です。熱心な農家は、秋になると、稲わらを敷き詰めた上に赤土を重ねます。
そして、竹やぶの中で、均等に肥料を与えたり、草刈りをしたり、こまめに手をかけます。すると、土はふわふわとしたふとんのようになります。
このような土がおいしいタケノコを育てます。

春、頭を出すか出さないかのときに、小さなひび割れを頼りに、「ほり」と呼ばれる、クワのような鋭利な道具で掘り出します。
頭を出したタケノコは、日に当たると乾燥して味が落ちるので、夜明け前、暗いうちから掘り出します。

掘り立てのタケノコはえぐみもなく、刺身で食べることができます。口に入れると、体中の血液がきれいになるような気がします。

私は、大のタケノコ好きで、季節にはご飯の代わりにタケノコをもりもり食べます。この場合、薄味で炊くことが大切です。濃く煮染めると、たくさんは食べられません。

竹とタケノコの違いはありますが、なんとなくパンダになったような気がします。


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