安井金比羅宮

安井金比羅宮は縁切りで知られる神社です。縁結びというのは多々ありますが、縁切りというのは珍しいですね。

境内には、女性の姿が目立ちます。形代や絵馬には「夫と別れられますように」「○○さんと別れたいので、お願い致します」「○○君と結婚できますように」といったことが書かれています。

人生では、ある局面から次の局面へ移るとき、気の合う人やお互いに認め合う人、以前は好きだった人と別れなければならないこともあります。
それは仕方のないことで、幸せになるか不幸になるかはわからなくても、一歩を踏み出さないとなりません。
しかし、ときには前の縁がなかなか切れずに苦しむこともあります。そんなとき、もはや不要になった縁を切り、新しい縁結びを助けてくれるのが、京都では安井金比羅宮なのです。


参道清めの水

門からお宮まで、それほど長くはないものの、きれいな参道が続いています。お参りの前には、水でお清めをしましょう。

安井金比羅宮のお宮と碑

左手にはお守りなどの授与所があります。右手に見えるのが、有名な「縁切り縁結び碑(いし)」です。

形代

願いごとがある人は、まず形代を受け取ります。

縁切り縁結び碑

「縁切り縁結び碑」は2つの自然石を組み合わせたもので、下に直径約50cmの穴が開いています。亀裂を伝って神様の力が穴の中へ注がれており、 形代(かたしろ)に願いごとを書いて、表から穴をくぐって悪縁を切り、次に裏から表へくぐると良縁がかなうといわれています。最後に形代を碑に貼ります。


安井金比羅宮の境内安井金毘羅宮の絵馬

安井金比羅宮の境内は、こんな感じ。縁切り願いが書かれた絵馬がいっぱい掛かっています。

【安井金比羅宮の歴史】

安井金比羅宮の歴史は古く、天智天皇の時代に藤原鎌足がお堂をつくり、藤を植えて藤寺と号し、藤原家の隆盛を祈ったことに始まるとされています。
平安時代末期の崇徳(すとく)天皇はこの藤を好み、堂塔を改修して、寵愛した烏丸殿(からすまどの)を住まわせて、たびたび訪れました。
崇徳天皇が皇位を退いて上皇となってのち、保元の乱に敗れ、讃岐国に流されて亡くなったときには、烏丸殿は観音堂に崇徳上皇の尊影を祀ったといいます。
1177年、大円法師が参拝したとき、崇徳上皇が姿を現わして往時のことを語ったため、それを聞いた後白河法王が詔を発して、光明院観勝寺を創建しました。
しかし、光明院観勝寺は応仁の乱により荒廃。江戸時代に入って、1695(元禄8)年、太秦安井にあった蓮華光院をこの場所に移すことになり、 その際、讃岐国の金刀比羅宮から大物主神を守護神として勧請し、併せて崇徳天皇と源頼政を祀りました。
明治維新では、神仏分離政策により蓮華光院は大覚寺に吸収され、のちに廃絶。神社は安井神社と改称し、第二次大戦後、安井金比羅宮となりました。


公式ホームページ

安井金比羅宮


京都観光街めぐり

【安井金比羅宮の基本情報】

●正式名称

安井金比羅宮(やすいこんぴらぐう)

●祭神

崇徳天皇
大物主神
源 頼政

●ご利益

縁切り・縁結び、海上安全、交通安全

●住所

〒605-0823 京都市東山区東大路松原上ル下弁天町70

●電話

075-561-5127

●見学に要する時間

10分〜30分ほど。

●拝観時間

境内自由
金比羅絵馬館 10:00〜16:00
※終了時間の30分前までに入場してください。

●休日

境内 年中無休
金比羅絵馬館 月曜日(祝日の時は翌日)盆・年末

●駐車場

6台(無料)

●拝観料

境内 無料
金比羅絵馬館
大人  500円
小学生〜高校生 400円
幼児 無料

●車いすによる拝観


【安井金比羅宮へのアクセス】

●京都駅から
市バス100系統銀閣寺行き、または206系統北大路バスターミナル行きに乗り、「東山安井」下車
●四条河原町から
市バス201系統、203系統、207系統の祇園方面行きで「祇園」下車→(乗り換え)→市バス206系統東山七条・京都駅行きか、202系統と207系統の東福寺・九条車庫行き「東山安井」下車。
※他路線バスでも行けたり、他ルートがある場合もあります。


【安井金比羅宮近くの見所】

清水寺、高台寺、建仁寺などが、すぐ近くにあります。


【安井金比羅宮の年間行事】

1月

●1月1日 8:00〜
歳旦祭

年始を祝い、国家の安泰と人々の幸福を神様に祈願します。

●1月2日 13:30〜
川友会纏奉納

江戸時代の火消しの纏振りの技を伝承している川友会の方々により、木遣り唄と纏の奉納が行われます。

●1月10日 10:00〜
初金比羅祭

金比羅大神の祭りです。

2月

●2月3日 10:00〜
節分祭

邪気を払い、健康と幸せを招きます。

5月

●5月10日 13:00〜
春季金比羅大祭

境内に護摩段が設けられ、護摩木が焚き上げられます。お茶席やおでんの模擬店、盆石の展示も行われます。

6月

●6月30日 18:00〜
夏越大祓(なつこしのおおはらえ)

拝殿に茅の輪が設けられます。茅の輪をくぐると、半年間に知らず知らずに身に付いた罪や穢れが払いとされるとされます。

9月

●9月第4月曜日 13:00〜
櫛まつり

古くなったり、傷んでしまった櫛やかんざしの供養が行われます。平安時代の白拍子、江戸時代の町娘、明治時代の花嫁姿、舞妓の割れしのぶなど、 古代から現代に至るまでの髪形をした女性たちが祇園界わいを練り歩きます。

10月

●10月1日 9:00〜
秋季金比羅大祭:御斎竹神事

境内に七五三縄が張られます。

●10月10日 10:00〜
例祭

本殿で宮司が祝詞を奏上します。

●体育の日の前日 9:00〜
秋季金比羅大祭:出御祭・宵宮祭

子どもみこしや花車が飾りつけられます。夕方からは宵宮祭で餅つきが行われます。

●体育の日 13:00〜
秋季金比羅大祭:神幸祭・神幸渡御

宮司が祝詞を奏上し、獅子舞が演じられます。15:00からの神幸渡御では子供みこしと宝船の花車、獅子舞が氏子町を練り歩きます。

11月

●11月10日 11:00〜
秋季火焚祭

境内に護摩段が設けられ、護摩木が焚き上げられます。

12月

●12月10日 10:00〜
終い金比羅祭

この日から新年の初金比羅祭までの期間、授与所にて稲宝来の授与が行われます。

●12月31日 17:00〜
年越大祓

1年間の罪や穢れのお祓いをし、新年を清々しくお迎える準備をします。

※天候その他の諸事情により中止もしくは変更になることもあります。


【公式ホームページ】

安井金比羅宮


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