詩仙堂

江戸時代初期の文人、石川丈山が隠棲し、晩年の約30年間を過ごした山荘です。詩仙堂の名は、部屋の四方の長押(なげし)の上に、 中国の36人の詩人の額を掲げたことによります。
額の詩人たちの肖像画は狩野探幽が描き、題詩首句は石川丈山が書いています。
詩人たちの額が掲げられた部屋は、「詩仙の間」と呼ばれています。

詩仙堂を始めて訪れたとき、その風雅な趣と庭の美しさが気に入って、ずいぶん長い間座っていたのを憶えています。 それ以来、京都の観光ポイントの中でも、詩仙堂のような小さくて庭がきれいなところが好みとなってしまいました。

詩仙堂がある土地は丘の斜面にあたり、その凹凸をうまく使って庭がつくられています。さまざまな草木が植えられて、 花が咲き、実をつけ、四季折々に楽しむことができます。
これほど美しい庭は、京都でも稀でしょう。

夏の詩仙堂

夏の詩仙堂は白砂に緑が映えて、輝くような生命力に満ちています。座っていると、涼やかな風が渡っていきます。


詩仙堂の鹿威

庭の奥から、コン…………、コン…………と鹿威(ししおどし)の音が響いてきます。その音が、いかにも日本庭園らしい風情をかもし出します。鹿威を発明したのは、石川丈山だと言われています。


秋の詩仙堂

紅葉が見頃を迎えた秋の詩仙堂です。閑にして雅。艶にして朴。


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◎詩仙堂と比叡山麓の名庭


京都観光街めぐり

【詩仙堂の基本情報】

●正式名称

凹凸か(おうとつか)
※「か」の字は、穴冠に果。

●通称・別名

詩仙堂(しせんどう)、丈山寺(じょうざんじ)

●宗派

曹洞宗

●山号

六六山

●本尊

馬郎婦観音(めろうふかんのん)

●住所

〒606-8154 京都市左京区一乗寺門口町27

●電話

075-781-2954

●見学に要する時間

20分〜40分ほど。

●拝観時間

9:00〜17:00
(16:45に受付終了)

●休日

5月23日(丈山忌)

●拝観料

大人  500円
高校生 400円
中学生 200円
小学生 200円

●駐車場

民間の駐車場を利用。

●車いすによる拝観

一部可(要介添え者)


【詩仙堂へのアクセス】

●京都駅から
JR奈良線で東福寺へ→(乗り換え)→京阪電車で出町柳へ→(乗り換え)→叡山電車出町柳駅から叡山線で「一乗寺」下車
または市バス5系統岩倉操車場行きに乗り、「一乗寺下り松」下車
※オンシーズンは、渋滞を避けるために電車の利用をお薦め致します。
●四条河原町から
四条大橋を渡り、京阪電車祇園四条駅から出町柳へ→(乗り換え)→叡山電車出町柳駅から叡山線で「一乗寺」下車
※他路線バスでも行けたり、他ルートがある場合もあります。


【詩仙堂観光のワンポイント】

庭にも降りることができます。ししおどしなども見られますから、歩いてみてください。


【詩仙堂の年間行事】

5月

●5月23日
丈山忌(じょうざんき)

石川丈山の命日にその遺徳をしのびます。休日となり、一般の拝観はできませんから注意してください。

●5月25〜5月27日
遺宝展

丈山が愛用したすずりや望遠鏡、自筆の書「一筆竜」、隷書でしたためた漢詩の軸など、日頃は公開されない文化財が公開されます。

【詩仙堂の歴史】

詩仙堂は、江戸時代初期の漢詩人であり、書家であった石川丈山が、1641(寛永18)年に建てた山荘です。 石川丈山は徳川家康の側近を務め、隠棲後、この山荘で過ごしました。李白や杜甫ら漢、晋、宋、唐の36人の詩人を平安時代の三十六歌仙にならって「三十六詩仙」として選び、 その詩と姿を描いた絵を壁に掲げたことから、詩仙堂と呼ばれるようになりました。
庭は後世に補修された箇所もありますが、造営時のつくりを残し、江戸初期の面影を伝えているとされています。
中国への憧れからか、白砂を海に、サツキの刈り込みを山に、滝からの水を川に見立て、これらが背景の紅梅や桜、紅葉などに溶け込み、一幅の山水画のように見えます。


【詩仙堂を含む京都観光コースガイド】

◎詩仙堂と比叡山麓の名庭


【公式ホームページ】

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