紅葉の神護寺

神護寺は、紅葉の寺として知られています。昼と夜の寒暖の差が大きな山間にあるため、紅葉の色づきもよく、それはそれは見事です。

山寺ですから、飾り気はありません。京都らしい平安風の雅びさを期待してはいけません。しかし、山寺には山寺の味わいがあります。ここもまた京都なのです。

ただ、問題は400段もの石段が待ち受けていることです。
率直に申し上げて、ご高齢の方や足腰の弱い方は止めた方がよいと思います。しかし、紅葉の時期にはどこもかしこも人、人、人…の京都にあって、比較的観光客の少ない貴重な寺です。
美しい紅葉を見るためなら、たまには運動不足の解消を兼ねて登ってみようか、という方は、ぜひ訪れてみるとよいと思います。朝イチで行けば、さすがに人もあまりいません。

階段の途中には、何ヶ所か茶店がありますから、甘味でも楽しみながら、自分のペースでゆっくり登ってください。

JR京都駅からは市バスではなく、JRバスで行くことになります。烏丸中央口を出て、一番近い一画にバス停があります。

JRバスの運行コースの途中には、石庭で有名な龍安寺仁和寺もあります。 寄ってから神護寺のある高雄に向かってもよいですし、まず混まないうちに神護寺や同じエリアにある高山寺の紅葉を楽しみ、帰りに立ち寄ってもよいでしょう。

神護寺前の遊歩道を3時間ほど歩くと清滝のバス停へ出て、そこから嵐山へ向かうこともできるそうです。私は歩いたことはありませんが、自然大好きな方はチャレンジしてみてください。
ただし、バス停があったとしても、1日にわずかな本数のような気がしますので、それなりの覚悟を持って…。


紅葉の神護寺の茶店

神護寺の石段は、約400段。清滝川にかかる高雄橋のところから上ります。途中に茶店があります。一休みしながら進みましょう。夏は大変ですけど、秋はまあ、何とかなります。


神護寺の紅葉

上り切ると、紅葉はさすがの美しさ。苦労した甲斐があるというものです。


夏の神護寺の楼門

こちらは夏の神護寺の楼門です。緑に包まれています。


夏の神護寺の大師堂

大師堂です。左にあるのは、丸い石を組みこんだ石柱です。おそらく、まわすとご利益があるのだと思います。


神護寺のかわら投げの場所神護寺、かわら投げのかわら

金堂にお守りなどを売るところがあり、そこでかわら投げの素焼きの円盤を買って行きました。悪いことを放ち、捨てる効能があるとのことです。


神護寺の硯石

石段を下ります。行きには上るのに精一杯で、ゆっくり見る余裕がなかった「硯石」です。弘法大師(空海)や伝教大師(最澄)を招き、平安仏教の発祥地となった歴史を、この寺は持っています。


京都観光街めぐり

【神護寺の基本情報】

●正式名称

神護寺(じんごじ)

●宗派

高野山真言宗

●山号

高雄山

●本尊

薬師如来

●住所

〒616-8292 京都市右京区梅ヶ畑高雄町5

●電話

075-861-1769

●見学に要する時間

1時間ほど。

●拝観時間

9:00〜16:00
※終了時間の30分前までに入場してください。

●休日

年中無休

●駐車場

民間の駐車場を利用。

●拝観料

    一般 団体割引
大人  500円 450円
小人  200円 150円
※団体割引は、30人以上。

●車いすによる拝観

不可
(階段が多く、無理です。)


【神護寺へのアクセス】

●京都駅から
JRバス栂ノ尾・周山方面行きに乗り、「山城高雄」下車、徒歩15分で参道入口へ。
●四条河原町から
市バス51系統に乗り、「立命館大学前」で下車して、
JRバス栂ノ尾・周山方面行きに乗りかえ。
(または)
市バス59系統に乗り、「竜安寺前」で下車して、
JRバス栂ノ尾・周山方面行きに乗りかえ。
※他路線バスでも行けたり、他ルートがある場合もあります。


【神護寺観光のワンポイント】

階段も多いですが、山上の境内も滑りやすかったり、足場が悪い箇所もあります。歩きやすい靴で登ってください。夏は着替えのシャツを持った方がよいでしょう。
なお、高山寺など近くのお寺を併せてまわる場合、車があると便利です。


紅葉の時期には、「山城高雄」のバス停近くの土産店の前の長い階段を上ったところのバス停から、嵐山・嵯峨野方面行きのバスが出ます。併せてまわるのもよいでしょう。ただし、本数は少ないです。

【神護寺の歴史】

奈良時代末期、桓武天皇から新都建設の最高責任者を命じられ、平安京造営に力を尽くした和気清麻呂(わけのきよまろ)という人物がいました。 和気清麻呂は、平安遷都前の781(天応元)年、国家安泰を祈願して河内国(現、大阪府)に神願寺を、また、同じころ山城国(現、京都府南部)に高雄山寺を創建しました。
清麻呂の没後、和気清麻呂の子の広世(ひろよ)と真綱(まつな)が神願寺と高雄山寺を合併して、神護国祚真言寺(しんごこくそしんごんじ)と名を改めました。
809(大同4)年、唐への留学から帰国した空海(弘法大師)は、この神護国祚真言寺に入り、14年間を過ごして真言宗を開くための基礎を築きました。
その後、2度の火災にあい、ほぼ壊滅しましたが、平安時代末期の1184(寿永3)年、文覚上人が源頼朝と後白河法皇の援助を受けて、再興しました。
応仁の乱後、衰退へ向かったものの、豊臣秀吉から寺領の寄進を受け、江戸時代は栄え、現代に至っています。


【神護寺を含む京都観光コースガイド】

◎高山寺と三尾の山寺をめぐる


【公式ホームページ】

神護寺


京都観光街めぐり