下鴨神社の楼門

京都市内にはアルファベットのYの字の形に川が流れています。貴船や鞍馬からの水を集める西側を賀茂川もしくは加茂川、比叡山から流れてくる東側を高野川といい、合流すると鴨川となります。 ただし、習慣上の話であって、行政上の名称はすべて鴨川です。
鴨川のきれいな左右対称形は人工的につくられたものではなく、3〜4万年前には、ほぼ現在と同じような流れが形成されていたようです。
この2本の川に挟まれた三角州にあるのが、下鴨神社です。正式には、賀茂御祖(かもみおや)神社といいます。

かつてこの一帯には、古代からの植生を残す広大な森が広がっていました。今ではその40分の1ほどに縮小されましたが、それでもかなりの広さがあります。 この森を糾(ただす)の森といいます。そして、糾の森の中、明るい陽射しが降り注ぐ一角に白砂が敷き詰められ、美しい社殿が平安時代の面影を伝えているのが、下鴨神社です。 敷地内にはたくさんの摂社(関係のある社)もあります。

下鴨神社は古代の豪族、賀茂氏の氏神でした。賀茂氏は、八咫烏(やたがらす)に化身して神武天皇を導いたとされる賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)を始祖とします。 相当に古い時代に日本にわたってきて、軍の先陣を受け持っていたのでしょうか?
この辺は想像をめぐらせると、面白いです。

下鴨神社は上賀茂神社とともに、葵祭の祭神となっています。
優雅でたおやかな、雰囲気のよい神社です。


下鴨神社の鳥居糾の森

出町柳駅から下鴨神社に向かうと、糾の森と書かれた表示板が立つ小さな林があります。それは糾の森の飛び地のようなところで、そこを過ぎて歩いて行くと、鳥居があり、森になっています。 森は驚くほど広くはありませんが、かなりの広さがあります。


奈良の小川下鴨神社の鳥居2

森の中には小川が流れています。「鴨社古図」の描かれた小川を再現したもので、奈良の小川といいます。そして、また鳥居をくぐります。


下鴨神社の舞殿

舞殿です。舞楽を行うための建物で、神楽殿ともいいます。


神服殿解除所

左は神服殿です。もとは夏冬の御神服をつくるところであったようです。右は解除所(げじょのところ)といい、天皇が行幸の際、お祓いをする場所とされます。


媛小松さざれ石

この木は、媛小松といいます。葵祭や御蔭祭のときに奏される歌舞の中で、「ちはやぶる 鴨の社のひめこ松 よろずよふとも 色は変わらじ」(藤原敏行)と歌われたそうです。 木の大きさから見て、その子孫でしょうか。右はさざれ石です。京都には、あちこちにさざれ石がありますが、そのひとつです。


中門干支の社

中門をくぐると、小さな干支の社が並んでいます。自分の干支の社にお参りしましょう。


相生社

こちらは相生社(あいおいのやしろ)。左側の木は縁結びの神の力により、2本の木が合わさって1本となったそうです。


楼門

再び朱塗りの楼門が姿を現しました。この美しい楼門が下鴨神社のトレードマークです。


公式ホームページ

下鴨神社


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【下鴨神社の基本情報】

●正式名称

賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)

●通称・別名

下鴨神社(しもがもじんじゃ)

●主祭神

東殿:玉依姫命 (たまよりひめのみこと)
西殿:賀茂建角身命 (かもたけつぬみのみこと)

●ご利益

心願成就、家内安全、縁結び、商売繁など。摂社の御手洗社は疫病退散、相生社は縁結びのご利益があると言われています。

●住所

〒606-08072 京都市左京区下鴨泉川町59

●電話

075-781-0010

●見学に要する時間

30分〜50分ほど。

●拝観時間

境内は自由。ただし、お守りの授与所は6:30〜17:00(季節によって変動あり。)

●休日

年中無休

●駐車場

自家用車300台(有料)
バス20台(有料)

●拝観料

境内は自由(一部の建物は有料)

●車いすによる拝観


【下鴨神社へのアクセス】

●京都駅から
市バス205系統北大路バスターミナル行きに乗り、「下鴨神社前」下車
あるいはJR京都駅から約5分の東福寺駅で降り、京阪線に乗り換えて「出町柳」下車、徒歩8分。
●四条河原町から
市バス205系統北大路バスターミナル行きに乗り、「下鴨神社前」下車
あるいは鴨川をわたって、四条駅から京阪線に乗り、「出町柳」下車、徒歩8分。
※他路線バスでも行けたり、他ルートがある場合もあります。


【下鴨神社観光のワンポイント】

下鴨神社の第1の摂社、河合神社は「美の神」とされています。きれいになりたい方は、ぜひ立ち寄ってください。鴨長明が『方丈記』を書いた由緒ある神社でもあります。

河合神社

▲河合神社
糾の森の中に、静かに建っています。



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【公式ホームページ】

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