三十三間堂の本堂

天台宗山門派の寺です。位置的には、JR京都駅烏丸中央口を出て、東へ1kmくらいのところにあります。下手にバスを待つより、歩いた方が早いでしょう。
正式には蓮華王院といいますが、本堂内陣の柱間が33間あるので、三十三間堂の名前で通っています。

1164年、後白河法皇の勅願によって創建され、のち火災により焼失。1266年、本堂のみ再建されました。

江戸時代に、本堂西側の長さ121mの軒下を使って、各藩の弓の名手が弓の上手を競う「通し矢」が行われるようになりました。現在では距離は約半分に縮まりましたが、「通し矢」の伝統は受け継がれ、1月中旬に行われています。

千一体の観音像で有名ですけれど、風神と雷神の像も力強く、見応えがあります。俵屋宗達の「風神雷神図屏風」のもとになった、とされています。本堂内の両端の高い雲座に置かれています。


三十三間堂の千一体の観音像
イラスト:渡辺文也

暗がりに浮かぶ千一体もの金色の観音像は、実に荘厳です。実物は年月の間に色が落ちて、ここまで金色ではありませんが、それは味のうち。いつまでも中に佇んで見ていたくなります。できれば、参拝客の少ない朝に訪れるのがよいでしょう。朝は8時から拝観できます。


側面から見た三十三間堂
横から見た三十三間堂の本堂です。かなりの「長さ」を感じます。


側面から見た三十三間堂2
近寄ってみると、こんな感じ。


三十三間堂の池
三十三間堂には、小さな池泉が2カ所あります。これはそのひとつです。


三十三間堂の東大門
東大門の方から見た三十三間堂です。美しい朱塗りの塀が続いています。


公式ホームページ

蓮華王院三十三間堂


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京都観光街めぐり

【三十三間堂の基本情報】

●正式名称

蓮華王院(れんげおういん)

●通称・別名

三十三間堂(さんじゅうさんげんどう)

●宗派

天台宗

●山号

なし

●本尊

千手観音

●住所

〒605-0941 京都市東山区三十三間堂廻り町657

●電話

075-561-0467

●見学に要する時間

15分〜30分ほど。

●拝観時間

4月1日〜11月15日 8:00〜17:00
(16:30に受付終了)
11月16日〜3月31日 9:00〜16:00
(15:30に受付終了)

●休日

年中無休

●拝観料

大人  600円
大学生 600円
高校生 400円
中学生 400円
小人  300円
※30名以上で団体割引あり。

●駐車場

あり(50台)

●車いすによる拝観


※専用トイレもあります。


【三十三間堂へのアクセス】

●京都駅から
市バス100系統銀閣寺行き、または206系統北大路バスターミナル行きに乗り、「博物館・三十三間堂前」下車
1kmほどなので、歩いても行けます。
●四条河原町から
市バス201系統、203系統、207系統の祇園方面行きで「祇園」下車→(乗り換え)→市バス206系統東山七条・京都駅行き「博物館・三十三間堂前」下車。
※他路線バスでも行けたり、他ルートがある場合もあります。


【三十三間堂の年間行事】

1月

●1月1日 9:00〜10:00
修正会(しゅしょうえ)

新年の無事を祈る年頭の法要です。なお、正月3ケ日に参拝して祈願を申し込んだ方には開運の縁起物が授与されます。

●1月15日に近い日曜日 9:00〜15:30
楊枝のお加持(やなぎのおかじ)
大的大会(おおまとたいかい)

平安時代からの伝統がある、インド伝来の修法です。聖なる樹とされる楊枝(やなぎ)で法水を参拝者に注いで、病気を除きます。
大的大会には全国から弓術をたしなむ人が集まり、弓矢の技を競います。

大的大会

▲大的大会
弓術を嗜む人がその技を競います。


2月

●2月3日 10:00〜11:00
節分会

鬼や不幸を祓い、福を招く法事です。福豆授与もあります。

●2月11日 14:00〜15:00
初午祭

山伏姿の行者による護摩(ごま)の儀式が行なわれます。願い事が書かれた護摩木をはじめ、古い お守りやお札を燃やして供養します。参拝者には、甘酒の接待もあります。

3月

●3月3日 9:00〜15:30
春桃会(しゅんとうえ)

華道池坊の献花式と華展、法話などが催されます。女性専用「桃のお守り」も授与されます。

●春分の日 9:00〜15:00
春の彼岸会

春のお彼岸の法要を行います。

4月

●4月8日
花まつり

釈迦の生誕を祝う法要です。甘酒の接待もあります。

5月

●5月3日 9:00〜
開山忌(かいさんき)

三十三間堂を創建した後白河上皇の命日に、その遺徳をしのび、功績をたたえます。おごそかな仏教音楽「声明」を聴くことができます。

8月

●8月23日 10:00〜
地蔵盆法要(じぞうぼんほうよう)

衆生をもれなく救うとされる地蔵菩薩を祀り、亡き子や水子の精霊を供養します。

9月

●秋分の日 10:00〜
秋の彼岸会

秋のお彼岸の法要を行います。

11月

●11月22日 14:00〜15:00
お火焚(おひたき)

古い お守りやお札を燃やして供養します。参拝者には、甘酒の接待もあります。

12月

●12月8日 10:00〜
成道会(じょうどうえ)

釈迦が悟りを開いて、仏陀となったことを讃える法要です。

★毎月の祭り

●毎月1日 10:00〜11:30
観音経読誦会

仏の教えの中でもエッセンスのように重要な部分といわれる観音経を読み上げます。

●毎月17日 10:00〜11:30
大般若転読会

悟りに至る知恵の主体性とされる大般若波羅蜜多経を読み上げます。

※天候その他の諸事情により中止もしくは変更になることもあります。


【三十三間堂の歴史】

1164(長寛元)年、後白河上皇の院宣により、平清盛が建立に着手し、1165(長寛2)年に完成したといわれています。当時は五重塔、不動堂、北斗堂などの伽藍が並び、壮麗を極めましたが、
1185(元暦2)年、地震で倒壊。1191(建久2)、源頼朝によって再建されたものの、1249(建長元)年に火災によって焼失してしまいました。現在の三十三間堂は1266(文永3)年に再建されたものです。
江戸時代には各藩の弓術家により、長さ約121mの本堂西軒を使って、「通し矢」が行われていました。1686(貞享3)年には、紀州の名手、和佐大八郎が1昼夜に8133本の矢を通した記録もあります。
三十三間堂では今もその伝統を引き継いで、正月に「大的大会(おおまとたいかい)」が行われています。


【三十三間堂を含む京都観光コースガイド】

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【公式ホームページ】

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