開基・開山

(かいき・かいさん)

お寺について書かれた文章を読んでいると、よく「開基は誰々、開山は誰々」という記述に出会います。

禅宗では、開基とは、寺院または宗派を創立すること、あるいは寺院を創建した人や財力や権力をもって創建させた人を指します。
一方、開山とは、初代住職となった僧侶を指します。

たとえば、京都五山の第一位、天龍寺の場合、開基は室町幕府初代将軍の足利尊氏、開山は僧侶の夢窓疎石(むそうそせき)です。

金閣寺(鹿苑寺)の場合、開基は室町幕府第3代将軍の足利義満 、開山は夢窓疎石です。

銀閣寺(慈照寺)の場合、開基は室町幕府第8代将軍の足利義政 、開山は夢窓疎石です。

夢窓疎石という僧侶、ずいぶん長生きしたんだな、と思うかもしれませんが、いくら高僧でもそれは無理。銀閣寺創建の際には名前だけ借りてきたのです。
このような開山を勧請開山(かんじょうかいさん)といいます。

ただし、宗派によって異なり、浄土真宗では宗祖の親鸞を開山聖人と呼び、末寺の創建者を開基と呼びます。


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