六波羅蜜寺

六波羅蜜寺

京都観光街めぐり

平清盛ゆかりのポイントが集まる東山近辺の観光コースをめぐってみましょう。 平安時代末期、京都国立博物館や三十三間堂を含む広大なエリアが、前半生の平清盛を引き立てた後白河法皇の御所があったところでした。その北の六波羅蜜寺の周辺はかつて六波羅と呼ばれ、平家の本拠地でした。 今は何のへんてつもない街ですが、昔は平家一門が集まる一帯だったのです。

MAP「平清盛ゆかりのお寺と神社」の地図を並べて見る


アドバイス

早い時間に歩き始めれば、全部めぐることができますが、時間が少なめの場合、無理をせずに取捨選択してください。 京都国立博物館、清水寺、八坂神社の3箇所はゆっくり見て歩けば、かなりの時間を使います。
なお、朝から動ける方は早めに三十三間堂に行くことをお勧めします。混まないうちに到着すれば、荘厳な千一体の仏像をゆっくりと見ることができます。

京都駅からのアクセス

市バス100系統銀閣寺行き、または206系統北大路バスターミナル行きに乗り、「博物館・三十三間堂前」下車。 京都駅から三十三間堂までは1kmほどなので歩いても行けますが、あとに体力を取っておく方がよいと思います。

入場は、原則として終了時間の30分前までに/移動時間は目安です。

観光キーワード:黄金の観音像

金色に輝く千一体の観音様を拝する

三十三間堂(蓮華王院 )

京都府京都市東山区三十三間堂廻町657

平清盛が後白河上皇の勅願を受けて造営したのが始まりです。蓮華王院が正式名称ですが、本堂内陣の柱の間が33あることから、三十三間堂と呼ばれています。 堂内には千体の千手観音立像が並び、荘厳な雰囲気に満ちています。

三十三間堂について、もっとくわしく

【観光情報】

料金:600円(小人300円、中学生・高校生400円)
時間:8時〜17時(11月16日〜3月31日は9時〜16時)
休日:年中無休 駐車場:50台(無料)
公式ホームページ:蓮華王院三十三間堂

三十三間堂の観音像

三十三間堂の金色の観音像
(イラスト:渡辺文也)

徒歩マーク(男性貴族) ↓徒歩3分

観光キーワード:京都の美術品と歴史的遺物、平家物語

『平家物語絵巻』を展示

京都国立博物館

京都府京都市東山区茶屋町527

『平家物語』をもとに描かれた『平家物語絵巻』は、無彩色ながら力強い筆致で描かれています。源平時代の太刀や武具なども展示されています。

【観光情報】

料金:500円(小学生・中学生無料、高校生・大学生250円、特別展覧会は別料金)
時間:9時30分〜17時(特別展覧会開催期間中、金曜日は20時まで。その他の日は18時まで) ※入館はいずれも30分前まで
休日:月(定休日が祝日の場合は翌日休)  駐車場:あり
アクセス:市バス博物館三十三間堂前下車、徒歩すぐ
公式ホームページ:京都国立博物館

京都国立博物館

明治時代に建てられ、建物そのものが重要文化財の京都国立博物館(写真提供:京都国立博物館)

徒歩マーク(男性貴族) ↓徒歩5分
(次は豊臣秀吉関連なので平清盛とは関係はありませんが、通り道にありますので歴史好きな方は立ち寄ってみてください。なお、豊国神社と方広寺は境内でつながっています。)

観光キーワード:豊臣秀吉

番外編:豊臣秀吉を神として祀る豊国社を再建

(とよくにじんじゃ)

豊国神社

京都府京都市東山区大和大路正面茶屋町

豊臣秀吉は死後、東山の阿弥陀ヶ峰に葬られ、豊国社に祀られましたが、徳川家康によって取り壊されました。のちに明治天皇が秀吉を功臣として再評価し、豊国社を、1880(明治13)年に再建した神社です。

【観光情報】

料金:境内無料 時間・休日:参拝自由 駐車場:15台

豊国神社

豊国神社の社殿

観光キーワード:大阪冬の陣・夏の陣

番外編:徳川家康が豊臣家を滅ぼす口実とした鐘がある

(ほうこうじ)

方広寺

京都府京都市東山区正面通大和大路東入茶屋町

豊臣秀吉の子、秀頼が再建した際、梵鐘の銘文を「国家安康・君臣豊楽」と刻み、それに対して徳川家康が「家と康を分断し、豊臣の繁栄を願うものだ」と文句をつけ、 大阪冬の陣・夏の陣のきっかけとしたことで知られています。

【観光情報】

料金:境内無料(鐘堂100円、本堂200円) 時間・休日:参拝自由 駐車場:3台

方広寺の梵鐘

「国家安康・君臣豊楽」と刻まれた方広寺の梵鐘

徒歩マーク(男性貴族) ↓徒歩12分

観光キーワード:平清盛/空也上人

平家一門の屋敷に囲まれていた

(ろくはらみつじ)

六波羅蜜寺

京都府京都市東山区五条通大和大路上ル東

平安時代中期、お踊り念仏を広めた空也が十一面観音を本尊として道場、西光寺を開いたのが始まりです。空也の死後、六波羅蜜寺と改称されました。 平安時代末期には、この周辺は六波羅政庁であり、平家一門の屋敷が集まっていました。宝物館では、空也上人像や平清盛像を見ることができます。

【観光情報】

宝物館の入場料金:600円(小学生400円・中学生〜大学生500円)
時間:8時〜17時
休日:年中無休 駐車場:なし
公式ホームページ:六波羅蜜寺

六波羅蜜寺にある平清盛の塚

六波羅蜜寺にある平清盛の塚

徒歩マーク(男性貴族) ↓徒歩5分

観光キーワード:あの世/冥界/小野篁

冥界への入口とされてきた寺

(ろくどうちんのうじ)

六道珍皇寺

京都府京都市東山区松原通東大路西入北側

平安時代、風葬の地とされた鳥辺野の近くにあったことから、この世とあの世の接点、六道の辻と考えられていました。 本堂裏の井戸は、小野篁(おののたかむら)が冥界へ通った入口といわれています。なお、事前に申込みをすれば、本尊薬師如来や地獄絵などを見ることができます。

【観光情報】

料金:500円(小学生100円・中学生300円)
時間:8時〜17時
休日:12月28日〜12月31日 駐車場:3台
TEL:075-561-4129(寺宝の見学受付は5人以上)
※門は南側の、清水道に続く松原通に面した方が開いています。北側の道路に面した方は閉じているので、注意。

六道珍皇寺

この世とあの世の境目にあるとされる六道珍皇寺

徒歩マーク(男性貴族) ↓徒歩15分(お土産店や飲食店が多く、距離は気になりません。)

観光キーワード:世界遺産(古都京都の文化財)/桜/紅葉

京都市内を一望するスケールの大きな古刹

清水寺

京都府京都市東山区清水1丁目294

京都で最も多くの観光客が集まる大寺院です。しかし、昔は寂しい場所で、『源平盛衰記』には、怪鳥、鵺(ぬえ)の伝説が伝えられています。
平清盛は清水寺に参詣して、夢を見ました。占わせると吉夢だといいます。その後、天皇の住む内裏の警護にあたった夜、鵺が現れて闇の中を飛び回ったので捕まえました。 また占わせると吉だというので、竹の筒に入れて、清水寺の岡に埋めました。これにより、平清盛は安芸守(あきのかみ)に昇任したといいます。 貴族から見ればたいした官職ではありませんが、瀬戸内海の流通を押さえるためには、とても役立ったと思われます。

清水寺について、もっとくわしく

【観光情報】

料金:300円(小学生・中学生200円)※夜間特別拝観時は400円(小学生・中学生200円)
時間:6時〜18時 春と秋には、夜間特別拝観あり
休日:年中無休 駐車場:なし
公式ホームページ:清水寺
車いす・杖の方:仁王門の左手にスロープがあります。境内のおもな場所は、まわることができます。

清水寺

清水寺

清水の舞台を下から見上げる

清水の舞台を下から見上げる

徒歩マーク(男性貴族) ↓徒歩0分(地主神社は清水寺の中にあります。)

観光キーワード:縁結び/お守り

恋に効く、清水寺の境内にある縁結びの神社

(じしゅじんじゃ)

地主神社

京都府京都市東山区清水1丁目317

清水寺の境内にある神社です。ふたつの恋占いの石の間を目を閉じたまま歩くことができれば、恋の願いがかなうといわれています。京都を代表する縁結びの神様として有名です。

地主神社について、もっとくわしく

【観光情報】

料金:無料 時間:9時〜17時 休日:年中無休
公式ホームページ:地主神社

地主神社

地主神社の入口の鳥居

徒歩マーク(男性貴族) ↓徒歩10分(清水寺仁王門から八坂の塔まで)

観光キーワード:京都土産/食事処

京都土産のショップが集まる石畳の道

(きよみずざか/さんねいざか)

清水坂・産寧坂(三年坂)

清水寺の仁王門の前が清水坂です。たぶん六道珍皇寺からは清水寺までは、清水坂を通って来る人が多いでしょう。 今度は清水坂を少し下り、七味屋の角を曲がって、産寧坂(三年坂)を通ります。 平清盛が鵺(ぬえ)を捕えたのはこのあたりだとも、伝えられる場所です。

産寧坂

産寧坂

徒歩マーク(男性貴族) ↓徒歩(つづく)

観光キーワード:塔

京都市中に立つ古塔

八坂の塔(法観寺)

京都府京都市東山区八坂上町388

源氏の木曽義仲(源義仲)は倶利伽羅峠の戦いで、牛の角にたいまつをつけて崖から追い落とし、平家の総大将平維盛を破った英雄です。 しかし、田舎者まる出しでいばりかえり、兵たちも乱暴だったため、京の人々に嫌われて「三日天下」で終わったようすが『平家物語』に描かれています。その木曽義仲の首塚があります。

【観光情報】

料金:400円(中学生未満は拝観不可)
時間:10時〜16時 休日:不定休 駐車場:なし
アクセス:市バス東山安井または清水道下車、徒歩5分

八坂の塔 法観寺

八坂の塔

徒歩マーク(男性貴族) ↓徒歩(7分)

観光キーワード:祇園祭

祇園祭が開かれる、京都を代表する神社

八坂神社

京都府京都市東山区祇園町北側625

日本三大祭のひとつ祇園祭を主催する神社です。ある夜、白河法皇が鬼のようなものを見て、平清盛の父、平忠盛に討ち取るように命じました。 平忠盛は「正体を見定めてから」と考え、鬼を生け捕りにしたところ、石灯籠に灯明を上げようとしていた僧であることがわかりました。 世の人々は、平忠盛の思慮深さに感嘆したと伝えられ、忠盛灯籠が今に残されています。

【観光情報】

料金:無料 時間:参拝は24時間可、お守りの授与所は9時〜18時ごろ
休日:年中無休  駐車場:50台(1時間600円)
アクセス:市バス祇園下車すぐ/京阪本線四条駅下車、徒歩10分
公式ホームページ:八坂神社
車いす・杖の方:常磐新殿の横の駐車場から、本殿へ向かってゆるやかなスロープになっています。

八坂神社

八坂神社

京都駅にもどるには

●「祇園」のバス停から「京都駅行き」に乗り、15分ほどです。南北に走る東大路通りから乗ってください。
●紅葉シーズンなど渋滞する時期は、地下鉄東西線東山駅まで5分ほど歩いて乗り、烏丸御池で烏丸線へ乗り換えると15分〜20分ほどです。

そのほかの平清盛ゆかりの観光ポイント

このページで紹介したもののほかに、別のエリアの魅力的な平清盛ゆかりの観光ポイントを紹介しておきます。

1.平清盛の娘、徳子(建礼門院)が暮らした寂光院

大原へ行ったら、ぜひ寄ってください。壇ノ浦の戦いのとき、徳子は海に身を投げましたが助けられ、尼となって建礼門院と名乗り、寂光院で余生を送りました。
◎大原 三千院から寂光院へ

2.平清盛が愛して捨てた白拍子、祇王が暮らした祇王寺

嵐山・嵯峨野へ行ったら、ぜひ寄ってください。平清盛から捨てられた祇王と平清盛から愛を奪った仏御前が人の愛のうつろいやすさををはかなんで、ともに暮らした住居跡のお寺です(白拍子とは、歌を歌い、舞を舞う女のこと)。 また、祇王寺のすぐ隣の滝口寺は平家に使えた武士、斉藤時頼と平清盛の娘、徳子の世話をしていた女官、横笛の悲恋の物語が残っています。
◎祇王寺
◎滝口寺
◎嵐山・嵯峨野コースA 嵐山のスタンダード


寂光院

寂光院(大原)

祇王寺

祇王寺
(嵐山・嵯峨野)

滝口寺

滝口寺
(嵐山・嵯峨野)

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このエリアの観光によいホテル・旅館

●京都洛東(祇園があり、加茂川の向こうは四条です。)
●京都洛中(東山に近く、都会のにぎわいがあります。)


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京都観光コース 飾り罫線

京都観光おすすめコース

京都観光コース、人気ベスト4

◎清水寺から知恩院へ


◎嵐山・嵯峨野コースA 嵐山のスタンダード
◎嵐山・嵯峨野コースB トロッコ列車と保津川下り
◎銀閣寺から平安神宮へ
◎金閣寺からきぬかけの路を行く


もっと深く京都を知りたい!珠玉の観光コース

◎詩仙堂と比叡山麓の名庭
◎大原 三千院から寂光院へ
◎三十三間堂から洛南の寺社へ
◎醍醐寺と山科の寺々をめぐる


まだまだ続く京都の魅力!

◎高山寺と三尾の山寺をめぐる
◎下鴨神社から上賀茂神社へ
◎京都御苑から下鴨神社へ
◎大徳寺と西陣周辺
◎京都駅周辺 東西の本願寺と東寺
◎平等院と茶どころ宇治をめぐる


歴史のヒーローを追う京都観光コース!

◎源義経ゆかりの地、鞍馬山
◎新選組の史跡と二条城
◎平清盛ゆかりのお寺と神社


京都のホテルや旅館は、どう選ぶ?

このエリアの観光によいホテル・旅館

風呂おけ

●京都洛東(祇園があり、加茂川の向こうは四条です。)
●京都洛中(このコースへわりと近くて、数が多いです。)


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京都リピーターのための読んで楽しむ用語集

舞妓 ◎街と暮らし
◎料理と食材
◎神社・仏閣
◎京都の地理
◎歴史と人物
◎京都の謎と不思議に迫る


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街角スナップ

犬矢来

建仁寺の方へ少し足を伸ばすと、祇園です。町家の前によくある竹を組んだ囲いのようなものは、犬矢来(いぬやらい)といいます。 言葉からすると元々は犬除けかと思いますが、今は町家の表を美しく見せるという意味合いが大きいようです。