三千院

苔の庭が、京都らしい美しさの三千院

京都観光街めぐり

京都の北東部に位置する大原は、かつては世を捨てた隠者たちが住んだ隠れ里。山あいの自然豊かなところです。仏教音楽、声明の生まれた地でもあります。 静かな調べに耳を傾けて、自然豊かでありながら京都らしく洗練されている、里の寺々を巡り歩いてみましょう。ここは、管理人が京都で一番好きなエリアです。

MAP「大原 三千院から寂光院へ」の地図を並べて見る

アドバイス

大原は狭いエリアに見どころが集まっており、半日あれば十分。 しかし、京都駅からは時間がかかるので、遅く出発すると、結局1日必要になります。 早く出発すれば、あとで別の観光スポットにもまわれます。大原のバス停は山間ながら小さなターミナルになっており、いろいろな観光スポットへ出られます。 乗り場の窓口で聞くと、行き方を教えてくれます。なお、紅葉の時期には混み合うので、早めに出発してください。
足腰の弱い方は、三千院の裏門から入れてもらうとラクです。実光院、勝林院まではわりと平坦。宝泉院の前は少し階段がありますが、付き添いの人がいれば、大丈夫でしょう。

京都駅からのアクセス ●京都バス17・18系統で約1時間、大原下車。三千院までは、大原バス停から徒歩8分。バスターミナルには、昼間ならタクシーがいることも多いです。夜はめったにいません。

入場は、原則として終了時間の30分前までに/移動時間は目安です。

★はみ出し情報★

大原のバス停から三千院まで、呂川という小さな川に沿った道をたどります。 その途中に、「志ば久」という漬物屋さんがあり、とてもおいしい漬け物を買うことができます。
また、よく注意すると、道の途中の右側に「棚田」の文字が…。小道に入ると、山間に田が開け、里山の雰囲気を満喫できます。

観光キーワード:苔の庭/あじさい/しゃくなげ/紅葉

桜も紅葉も美しい京都大原観光の重要スポット

三千院

京都府京都市左京区大原来迎院町540

最澄(伝教大師)が、788年に比叡山延暦寺を開いたとき、自ら薬師如来像を刻み、それを本尊として堂を建てたのが起源です。庭園は緑色の苔におおわれ、 杉やカエデが配されています。「京都大原三千院〜♪」と歌われた有名観光スポットで、紅葉やアジサイの時期には、とくに観光客でにぎわいます。

三千院について、もっとくわしく

【観光情報】

料金:700円(小人150円、中学生・高校生400円)
時間:8時30分〜17時(12月〜2月は16時30分まで)
休日:年中無休  駐車場:なし(近隣に民営の駐車場あり)
公式ホームページ:三千院
車いす・杖の方:御殿門(正門)の右へ、川沿いに100mほど上がると、別の門があり、インターホンを押すと、入れてくれます。 貸出用車いすが2台あります。

わらべ地蔵

苔むした庭から顔を出すわらべ地蔵

徒歩マーク(しか) ↓徒歩3分

観光キーワード:カキツバタ/紫陽花/不断桜/紅葉

小さいながら、美しい庭が見られる

実光院

京都府京都市左京区大原勝林院町187

1013年、勝林院中興の祖、寂源によって開かれました。律川の流れを取り入れた庭園はこぢんまりしていますが、四季折々の花が咲いて、きれいです。 また、秋の紅葉のころから翌年の春まで咲き続ける不断桜(ふだんざくら)は、京都の桜の中でも珍しいものです。

【観光情報】

料金:600円(お茶と菓子つき/子ども300円) 
時間:9時〜16時30分(受付終了)
休日:1月1日 駐車場:なし

実光院

実光院の屋内から庭を見る


徒歩マーク(しか) ↓徒歩2分

観光キーワード:静けさ

仏教論議「大原問答」が行われた寺

勝林院

京都府京都市左京区大原勝林院町187

仏教の経典に節をつけて唱える声明(しょうみょう)の道場とされた天台宗の寺です。鎌倉時代には、浄土宗の法然も招かれ、 宗派を超えた論議が京都で開かれることになり、学僧たちが議論をくり広げました。現在は、本堂がひっそりと残ってるばかり。以前、実光院のお内儀に伺ったところでは、近所のお寺で、持ち回りで管理しているそうです。

【観光情報】

料金:300円(小人・中学生200円)  時間:9時〜17時
休日:年中無休  駐車場:なし

勝林院

勝林院

徒歩マーク(しか) ↓徒歩2分

観光キーワード:庭/桜/紅葉

「声明」が流れるなか、自分の心を見つめる

宝泉院

京都府京都市左京区大原勝林院町187

勝林院の子院です。書院には「血天井」という天井があります。関ヶ原合戦の直前、豊臣側の大軍と戦って伏見城で自刃した 徳川側の武将たちの霊を なぐさめるために、自刃した床板を天井にしたものです。あまり俗化されておらず、庭も建物も美しいので、ぜひ立ち寄ってください。

宝泉院について、もっとくわしく

【観光情報】

料金:800円(お茶と菓子つき/小学生600円、中学生・高校生700円) 時間:9時〜17時
休日:年中無休  駐車場:なし

宝泉院

美しい宝泉院の庭

徒歩マーク(しか) ↓徒歩8分

観光キーワード:如来像

天台声明、発祥の地

来迎院

京都府京都市左京区大原来迎院町537

平安時代初期、天台宗の僧、円仁によって開かれました。本堂には薬師、阿弥陀、釈迦の三如来像が安置されています。寺々への分かれ道から来迎院までは、秋には紅葉のトンネルとなり、実にみごとです。

【観光情報】

料金:400円(小人無料、中学生・高校生300円) 時間:9時〜17時
休日:年中無休
駐車場:なし

来迎院

杉の木立に囲まれた来迎院

徒歩マーク(しか) ↓徒歩7分

観光キーワード:声明伝説

伝説の残る滝

音無の滝

小野山の中腹から流れ落ちる小さな滝です。来迎院を再建した良忍が声明の練習をしていたとき、音が同調して滝の音が消えたという伝説に ちなんで名づけられました。来迎院から近いので見てきましょう。

音無しの滝音無しの滝の看板音無しの滝

※来迎院からまわると、まず左の石垣の滝があります。私はこの滝を音無の滝だと思っておりましたが、読者の方から「音無の滝は、その上流にある」というご指摘と右の写真を頂きました。感謝して、掲載させて頂きます。

【京都観光まめ知識】

「ろれつがまわらない」の語源は?
三千院をはさんで流れる2本の川は、声明の音律である呂と律にちなんで呂川(りょせん)、律川(りつせん)と呼ばれています。調子はずれを「呂律が回らない」と いい、酔っぱらった人が、うまくしゃべれないようすを表わすようになりました。

徒歩マーク(しか) ↓徒歩35分

観光キーワード:平家滅亡

平清盛の娘、建礼門院が生涯を過ごした京都洛北の寺

寂光院

京都府京都市左京区大原草生町676

平清盛の娘、徳子が隠棲した寺です。壇ノ浦の戦いで平家が滅んだとき、徳子は海に身を投げて助けられ、出家して建礼門院となりました。 その後、寂光院のかたわらに庵を結び、息子の安徳天皇と平家一門の冥福を祈りながら、暮らしたと伝えられています

【観光情報】

料金:600円(小学生100円、中学生350円) 
時間:9時〜17時(冬期は16時30分まで/正月3ケ日は10時〜16時)
休日:年中無休  駐車場:50台(300円)
公式ホームページ:寂光院

寂光院

木々の緑に包まれた階段(写真提供:寂光院)

京都駅にもどるには ●大原のバス停まで歩いてもどり、バスで約1時間で京都駅に到着。

MAP「大原 三千院から寂光院へ」の地図を並べて見る

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●京都洛北(宿の数は少なめですが、近いです。)
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街角スナップ

律川

大原では至るところに、細い川が流れています。幅は2m前後くらいでしょうか。この流れがあるので、とてもさわやか。夏でも涼しいです。